「引っ越しました」はがきはいつ送る? だれに送ればいい?

引っ越しを終えたら、移転を通知するはがきを出すのが一般的です。最近では電子メールやSNSの普及で、引っ越しの通知をパソコンやスマホで済ましてしまう人も多いようですが、はがきで出す方が礼儀正しい人という印象になります。ここでは「引っ越しましたはがき」を送るタイミングや、送る人についてご紹介します。

 

引っ越しはがきはいつまでに出せばいい?

一般的には引っ越し直前(数日前)から、引っ越し後1カ月以内が好ましいと言えます。遅くとも引っ越し後3カ月以内にははがきを出すようにしましょう。出すのが遅くなってしまった場合は、連絡が遅れてしまったことをお詫びする内容を一言添えておくとよいでしょう。また、引っ越しが年末や夏場であれば、年賀状や暑中見舞いでお知らせする人も見られますが、場合によっては失礼にあたることもあるので、上司や親戚には別々に送っておいたほうがよいでしょう。

 

引っ越しはがきは誰に送る?

一般的には親戚、仕事やプライベートでお世話になっている人などははがきで通知しましょう。普段から年賀状などを出している人を対象としておけば問題ありません。親しい友人や同僚については、SNSやメールで通知する方が大半ですが、これを機会にはがきを出しておくのもよいかもしれませんね。事前に相手の住所は確認しておくようにしましょう。

 

引っ越しはがきを送るときの例文

引っ越しはがきを送る際の文例を紹介します。下記を参考にしてみてください。

 

会社の上司やお世話になった方、取引先や親戚などに送る改まった例文

 

拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます

さて このたび左記(下記)住所へ転居いたしました

こちらにお越しの際には是非お気軽にお立ち寄りください

まずはご挨拶かたがたお知らせ申し上げます

敬具

 

平成○○年 ○月

 

〒○○○-○○○○

○○県○○市○○1丁目-○-○

○○○○(名前)

 

友人や知人などに送る標準的な例文

 

このたび下記(左記)へ転居いたしました

お近くにお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄り下さい

家族ともどもお待ちしております

今後とも変わらぬお付き合いの程

どうぞよろしくお願いいたします

 

平成○○年 ○月

 

〒○○○-○○○○

○○県○○市○○1丁目-○-○

○○○○(名前)

 

上司や親戚向けなどお世話になっている人宛てと、友人知人宛ては2パターンの文章を作って変えておくのが望ましいでしょう。あいさつ文とともに、最寄り駅から自宅までのわかりやすい略図を書くとより分かりやすいです。

 

 

引っ越しはがきを出すときに気をつけること

引っ越しはがきは引っ越し後1~2カ月以内に出すようにしましょう。タイミングを逃して引っ越しはがきを出すのを忘れてしまい、その後疎遠になってしまったということになっては残念です。年賀状の住所録をそのまま使えば、引っ越しはがきを出す人に悩むこともなく、出し忘れのトラブルも防げるでしょう。

また、時期的に引っ越しのお知らせは年賀状とともに……と思っていたら、親族が亡くなってしまい、喪中はがきを出さなければならなくなったときもあります。喪中はがきは、年賀欠礼以外の内容は書かないのが基本です。もし引っ越しのお知らせを書きたいときには、寒中見舞いを出して、そこに書き添えるようにしましょう。

 

メールなどの普及で通知するのが便利になりましたが、引っ越しのあいさつはがきは書面で出すと、その後気持ちよくお付き合いが続くことになるでしょう。スムーズに気持ちよく相手に通知できるように上記を参考にしながら引っ越しはがきを出すようにしてください。